良質な読書体験はストレスを7割も解消させる！

あなたのストレス解消法はなんですか？

買い物したりカラオケに行ったりも良いですが、短時間でストレス解消したいのなら読書がいいですよ。

今回は、読書でストレスを解消するために必要なことをお伝えしていきます。

6分読書とは

イギリスのサセックス大学の研究チームが、どのような行動がストレス軽減に役立つのかについて調査を行いました。

心拍数の低下や筋肉の緊張緩和からストレスの軽減度合いを計測したところ、次のような結果になりました。

なんと、読書は68％とおよそ7割という高いストレス軽減効果を持っていることが分かりました。

さらに、それだけのストレス軽減効果が、たった6分の間に表れたというのです。驚きですね。

ストレス解消したいけど、運動したり、大声を出したりするのが嫌だという方には最適な解消方法ですね！

ストレスに読書が効果的な理由

イギリスのサセックス大学の研究報告によると、ストレスを解消するためには、不安と関係する脳の扁桃体の興奮を鎮めることも有効であるとしています。

人間の脳は、ストレスを受けると扁桃体が興奮し、ネガティブな発想が活発に引き起こされしまうのですが、そこに言語情報が脳内に入ってくると、扁桃体の興奮が抑制されてネガティブな感情が鎮まり、気分が改善されるのです。

つまり、読書がストレス軽減に効果がある一番の理由は、読書をすることで本の内容に共感したり感情移入したりする行為が自然とおこなわれるために、ストレスの原因となっていた現実のことから気持ちが離れ、本の内容に没頭することができるからなんですね。

ストレス解消におすすめしたい本

バシッとおすすめのタイトルを出したいところですが、万人にマッチしたストレス解消のための本はありません、ごめんなさい。

というのも、例えベストセラーであっても、読んでいるうちに飽きてしまい集中力が途切れてしまう方もいます。この状態で読書を続けても文章が頭に入ってこず、ただ活字を目でなぞっているだけになってしまいます。

ストレス解消のための読書では、読書体験の質を高めることが大切です。要は読書に集中できているかということです。

そこでおすすめしたいのが「小説」で、さらに言えば「興味がある分野の本」を選ぶことです。

ストレス解消には小説が良い

なぜ小説がストレス解消に効果的かというと、物語のある小説はその世界に没頭・没入し感情移入しやすく、それが興味のある分野であればさらにその効果が高まるからです。

巷によくあるストレス解消が売りの啓発本に手を出したいと思う方もいるかと思いますが、あえて読書から何かしらの知識を得ようという考えは忘れましょう！

無理に理解しようとせず、ある程度読み進めてみても没頭できないのであれば、その本を読むのは止めて、次の本を探すのも一つの手です。

読書をするとストレス解消の効果が出ることは、誰でも経験的に知っていることだと思います。

読書をする場所も大事

おすすめは、一番気が休まるであろう自室です。ほかには電車も集中しやすい環境です。

自室はともかく、電車は「なんで？」と思った方もいるかもしれませんが、実は電車の中の雑音は、脳を刺激しない雑音（ホワイトノイズ）なので、耳からの情報を遮断してくれるのです。同じようなことが喫茶店などにも当てはまります。

これらの場所であれば、周りを気にせず読書に集中できます。

最後に

あくまで今回ご紹介したのは、ストレスを解消する読書方法です。読書が苦手なのに無理をして本を読んでも効果がないことを理解しておいてください。

読書でのストレス解消の魅力は、「短時間」で「手軽」にできることです。

外出の際は、常に鞄に一冊持ち歩いて、イライラやストレスがたまったと感じた時にはぜひ隙間時間にでも実践してみてはいかがでしょうか。